我が家のライフスタイルには書斎が不可欠
書類が多い我が家
実家の父の本事情
私の父は本の虫です。
ゴミ屋敷よろしく、床が抜けそうなくらい本があふれています。
イメージこんな感じです ↓
蔵書数は推定1万冊。
1冊1,000円としたらそれだけで1,000万円。
「ベンツ買えるやん」っていう。
まぁベンツ1台で世界中の知の巨人が一生かけて築き上げたものを吸収できたなら安いもんか。
さて、そんな父ですが、本の置き場がいよいよ無くなってしまった様子。
私が盆に実家に帰省した際にビックリしたんですが、床の上に本をビッチリ数cm敷き詰めて、その上に布団を敷いていました。
本ベッドです。本ベッド。
「もう末期だな・・」と思いましたよね。
ずしおの本事情
ということで、私は本はもっぱら図書館で借りることにしています。
子供に読み聞かせる本も図書館で借りてますので、幸い我が家が本の置き場で困ることは基本的にはありません。
しかし、とっておく系の本はなかなか無くせないんですよね。
例えば図鑑だとか子供に見せたい漫画だとか。
もちろん、住宅設計の際に参考にした資料も、本棚に数段分は残っています。
あと、資格試験などで勉強した教材一式もなかなか捨てられません・・。
捨てたら知識も一緒に捨てるような気分になってしまうんですよね。(身についてない・・?)
極めつけは、辞書なんかも調べるためではなく読むために持ってたりします。
親子そろって末期かもしれません。
そんなわけで、できれば書斎が欲しかったのです。
(2012年竣工の我が家に書斎は無し)
PCまわりの機材も置きたい
このように「本がたくさんあるので書斎を作りたい」というのも本音ですが、
実務的には「パソコンまわりの機材をまとめて置く場所が欲しい」というのもあります。
会社の仕事を家に持ち帰ってリモートワークすることもありますし、このブログもけっこうな作業量になります。
当然、年賀状を印刷するような場面もあります。
というわけで、パソコンにプリンタ、各種IT関連機器などを搭載したプチオフィスとしての書斎があれば超うれしいんですよね。
そして、そんな書斎は家族と隔離されてはさみしいので寝室や自室にあってはNG。
リビングやダイニングからゆるくつなげたいんです。
我が家の場合はどうしたか
書斎の代わりに作ったもの
①ダイニングにオフィスのキャビネット風の収納
ダイニングからすぐに書類を出し入れできるようにオフィスのキャビネットのようなものを作りました。
扉をあけると、オフィスのキャビネットのように棚が5段くらいあります。
奥行きも調整して、キングジムのファイルやファイルボックスがジャストサイズにおさまるようにしています。
中は汚いのでお見せできませんが、イメージこんな感じです↓↓
子供の勉強道具も教科ごとにファイルボックスに入れて収納できることを想定しています。
②リビング自体を掘りごたつにして作業できるようにした
リビングには高さの低いテーブルを置くのがオシャレで定番ですよね。
こんなイメージだと素敵ですよね↓↓
ただ、我が家はあまりオシャレではなくて泥臭いスタイルなので、思い切って掘りごたつにしています。
この掘りごたつでパソコン作業でも勉強でもできるようにしています。
6年ほど済んでみて感じたこと
この掘りごたつスタイルはとっても便利で、我が家のシンボルの1つになっています。
しかし、これには難点があって、けっこうモノを持ってきてそのまま出しっぱなしにしてしまうんです。
リビングもダイニングも出しっぱなしNGなルールにしているので、出したら都度、収納にしまう必要があります。
収納は先ほど紹介したとおり、ダイニングにあるんですが、毎回片づけるのは面倒で・・・。
というわけで、書類もパソコンも出しっぱなしにしておいて、自分がそこにいくスタイルなのがいいかな、と思うわけです。
そう考えるとやっぱり書斎が欲しかったな・・・と思っちゃうんですよね。
そんな思いを成仏させるために、私が実現したかった書斎のイメージをまとめておこうと思っています。
住友林業の分譲住宅の例
□雑多な物をほうりこんでおく、こういう作業スペースがあるといいな、と思いました。
□1階のキッチンとかの近くにあると色々便利だと思いました。
長~いカウンター
□奥行きあるのが魅力的。
□一方にカウンター、もう一方に書棚、というスタイルが好き。
(カウンターの前は開口ではなく浅目の書庫にできないか?)
□幅 2グリッド×奥行き4グリッドくらいあって余裕を感じる。
□都市部だと2×3くらいまで狭くてもできるかな?
□棚は全部壁に埋め込みたい。
□照明もペンダントではなくダウンライトなどにしてスッキリしたい。
□奥の壁に木目が使われてるので床から伸びる奥行きを感じて良い。
窓が気持いい
□窓があっていいな
□梯子が古風な図書館みたいで素敵
□カウンターが長くてかっこいい
□目隠しのある収納も、地味に役立ちそう
縁側っぽい感じ
□シンプルな書斎ですが、縁側のような雰囲気もあってか、他には見られないような独特な空気感があってとても引き込まれました。
□しかしよくよく見てみるとパソコンが古い!
□「Windows95とか動いてるのかな??」と思わざるを得ないデスクトップです。
□味があって良いな。
□そんな古いパソコンが浮くくらい、周りの空間であるこの書斎は完成された美しさがあります。
□何世紀も昔に建てられた京都や奈良の建造物がいつまで経っても美しいのと同じように、住宅にもいつまでもかわらない美しさの要素はあるはずです。
□そのヒントがここにあるような気がする写真でした。