どうもです。ずしおです(^o^)ノ
『大型犬も買いたいし~庭でバーベキューもしたいし~、住まいはやっぱり戸建がいいよね~。
んで、戸建ならやっぱり自由度の高い注文住宅がいいよね~。
まぁ、注文住宅ならCMでよく見るハウスメーカーなら安心だよね~。』
という人はたくさんいると思います。
しかし、この考えには、知らず知らずのうちに間違いが含まれてしまっています。
さて、どこでしょうか??
・・・ということで、今回は、これから建てる人には絶対理解しておいてほしいことについてお話しします。
(建てた方はご存知と思いますが、このブログの主旨は「これから建てる人の参考になる情報を提供すること」なので、すみませんがお付き合いください。。。)
いきなり結論
『ハウスメーカー=自由度が高い』
これ、ほぼ間違いです。
理由は、大きくわけて2つあります。
①ハウスメーカーの標準仕様の話 と
②長期優良住宅や省令準耐火の話 です。
①ハウスメーカーの標準仕様の話
*ハウスメーカーでは、「洋風」か「和風」かとかでざっくりいくつかのコースがあって、それぞれの「標準仕様」という枠の中で、ドアを選んだり床を選んだりしていきます。
*各ハウスメーカーは子会社を持っていて、そっちでも儲けようとする(グループ全体としての収益向上)んで、標準仕様の中で提案されるのは基本的にそういうものばかりとなります。
*そのため、別の物に変更しようとした場合、だいたい提案工事(=いわゆるオプション)となって、また提案工事には手数料が加算されるので、要は標準仕様から離れれば離れるほど費用がどんどんかさんでいくことになります。
*そんなわけで、多くの家が、標準の枠の中におさまっていく形になるので、各ハウスメーカーの特色がでた(良くも悪くも)感じの家になっていきます。
②長期優良住宅や省令準耐火の話
*さらに、ハウスメーカーでは
「長期優良住宅や省令準耐火構造?当然クリアしますよ?」
というスタンスでやってくるので、ここで「自由度」のハードルが数段上がっています。
*長期優良住宅や省令準耐火構造の場合、耐震・耐火の性能がハイレベルでクリアできることが求められます。
そのため、厳しめの構造計算をクリアできる間取りを組まないといけなかったり、耐火の観点では天井の梁なんか露わにすることもままならなかったりするわけです。
・・・どうでしたか?
これでは「自由度が高い」とは言えませんよね。
そんなわけで、設計事務所とかが建てた注文住宅の雑誌とか見て研究してた人にとっては、なかなか思うようにはできず、(-o-;)「高い金払ったのに、普通の家になった」と思うことになるわけです。
このような理想と現実のギャップが生じることを理解して頂いたうえで、どこで建てるかを考えてもらえればと思います!