先日、夜10時頃、風呂入る前にリビングでのんびりしていたところ、にわかにブレーカーが落ちて家中が真っ暗になった。
これまで消費電力の大きい家電を複数同時使用しても全く落ちたことがなかったし、そもそも照明くらいしか使っていない状態だったので、どうしたもんかと思い、スマホを懐中電灯代わりにして分電盤のある洗面室へ急いだ。
分電盤のフタを開けブレーカーをグイっと押し上げたところ、すぐにバツンと落ちるブレーカー。やはり真っ暗のまま変わらない。
なぜ?
状況を確認するために一旦家の外に出てみると街灯は点いているし周りの家の窓からも明かりがもれており、どうやら我が家にだけ何かが起きているらしい。
洗面室に戻り分電盤をよく見てみると、「異常」の表示が出ていることに気付いた。
おそらくウチのどこかで過電流や漏電が現在進行形で発生しているのだろう。
これは困ったと思い、真っ暗なリビングに戻って、対応方法を検索しようとスマホを手に取った。
電池の残りは22%。しまった。充電不足気味だ。
スマホの画面はこんなに光を発しているんだな、と真っ暗な部屋で実感し、心なしか電池が減るスピードがいつも以上に速い気がして焦りはつのる。
検索した対応方法から復旧可能性が高そうな方法を実行してみる
。
部屋ごとに小分けになっているブレーカを一旦全部ON→OFFにして、その後メインのブレーカーをONに上げる。
この状態では小分けのブレーカーがOFFなので、家の電気は点かないまま。
ここから、小分けのブレーカーを1コずつ上げて行き、どこで不具合が発生しているのかを探す。
端から順にパチッパチッパチッと上げて行くと、あるところでメインのブレーカーがバツンと落ちた。
リビングエアコン用200V電源だ。
当時、エアコンは使用していなかったので、なぜこれが原因なのかわからないものの、とりあえず不具合発生場所が判明したため、分電盤にて先ほどの要領でリビングエアコン以外の小分けのブレーカーを全て上げて、ひとまず照明等は復旧した。
すぐさまスマホを充電機につなぎ、エアコンの漏電について調べてみると同様の事例がけっこうあるらしく、室外機の方で雨やゴミやネズミやその他不明な要因によって漏電になることがあるとのことだった。
また、そもそも分電盤自体の不具合によって漏電ではないにもかかわらず間違って漏電と判断されてしまうこともあるとの情報も見つかった。
ともかく専門知識がなく夜間のため工事業者に連絡することもできないため翌日に確認することとして、その日は風呂に入って眠りについた。
翌日。リビングのエアコンは電源が落ちた状態である。真夏や真冬ではなかったことが救いだった。
早速工事業者に電話したところ、まずは試してほしいと言われた方法がコチラ↓
①リビングエアコンのプラグを抜く
②分電盤のOFFになっている箇所をONに上げる
③リビングエアコンのプラグを挿す
意外だ。ブラウン管テレビを叩いて直すのとあまり変わらないようなレベルの話だ。
どうやら、「エアコンか分電盤で誤作動があったから、一旦リセットしてみて」というレベルの話しらしい。
そして、言われるがまま操作してみることに。
①は問題ない。エアコンのプラグを抜くだけ。スポッ。
次は②。ONにした瞬間に再び家中真っ暗になるのではないかという心配な気持ちもあるが。パチッ。お、暗くならない。
次に③.エアコンのプラグを再び挿し込む。グイッ。
この時点で何も変化がなかった。昨日はこの状態ではブレーカーが落ちてしまっていたので、変化がないというのは正常に戻ったということだろう。
そしてその勢いでエアコンの冷房ボタンを押してみると羽が動いた後、通常通り冷風が吹き出された。
これにて一件落着である。
どうしてこのような不具合が発生したのかわからないが、こういうこともあるものである。
今回のケースでは、工事業者へ連絡してしまったが、もしネットで先ほどのような方法を見つけることができれば、不具合が発生した時点で自力で復旧できたかもしれない。
そして同じような不具合に直面している人は全国にたくさんいると思う。
そのようなわけで、一連の流れを記録しておくこととした。
それではまた。